Profile

松本和将 MATSUMOTO KAZUMASA

幼い頃よりピアノに目覚め、高校在学中に「ホロヴィッツ国際ピアノコンクール」第3位など、国内外のコンクールで上位入賞。また、ジュニアオーケストラでのヴァイオリン演奏やバンド活動等で音楽の世界を広げた。199819歳で「第67回日本音楽コンクール」優勝。併せて増沢賞はじめ、全賞を受賞。1999年より、国内外での活発な演奏活動を開始。2001年 「ブゾーニ国際ピアノコンクール(イタリア)」第4位、2003年 世界三大コンクールの一つ「エリーザベト王妃国際音楽コンクール(ベルギー)」第5位入賞。

 

何度もピアノソナタ全曲演奏会や室内楽曲全曲演奏会行ったベートーヴェンやバッハ・モーツァルト・シューベルト・シューマン・ブラームスなどのドイツ物からショパン、リスト、チャイコフスキー、ムソルグスキー、ラフマニノフ、ラヴェル、スクリャービン、ショスタコーヴィチに至る膨大なレパートリーを持ち、ソロリサイタルからピアノ協奏曲・室内楽・他ジャンルとの共演まであらゆるジャンルをこなすスキルを持ち合わせるとともに、リサイタルシリーズ「松本和将の世界音楽遺産」では1年間一つのコンセプトを掘り下げることによって他の追随を許さない高度に凝縮された音空間を達成している。第5回を迎えた2021年公演はホロヴィッツのピアノによる「ベートーヴェン4大ソナタ」で高い評価を受けた。

これまでにプラハ交響楽団、プラハフィル、ベルギー国立オーケストラ、読売日響、日本フィル、新日本フィル、東京交響楽団、東京フィルなど、多くのオーケストラと共演。世界的指揮者の小林研一郎、飯森範親、広上淳一他とも共演している。室内楽では、ベルリン四重奏団、イザベル・ファウスト(Vn)、前橋汀子(Vn)、宮本文昭(Ob)、趙静(Vc)、漆原啓子(Vn)、渡辺玲子(Vn)、小林美恵(Vn)、長谷川陽子(Vc)、松田理奈(Vn)、中嶋彰子(Sop)、藤木大地(C-Ten)、三浦一馬(Bn)との共演が好評を博す。他ジャンルとの交流にも積極的で、ジャズの塩谷哲(pf)、朗読の松平定知、和太鼓の山部泰嗣とは定期的に共演している。2010年より上里はな子、向井航とピアノトリオを結成し、2012年には東京、京都、広島を始めとする6都市で全国ツアーを行う。20169月には齊藤一郎指揮京都フィルとベートーヴェン:三重協奏曲を共演。

 

これまでに2枚のレコード芸術特選盤を含む22枚のCDをリリース。2009年よりコンサートでの臨場感をそのまま録音するべく始まった「松本和将ライブシリーズ」には3枚のショパンアルバム、「月光」「熱情」「テンペスト」「子供の情景」「ブラームス:ピアノソナタ第3番」などのドイツ作品中心のアルバムがある。20194月上里はな子とのデュオによる「本気の」小品集「エストレリータ 」「シャコンヌ」も2枚同時発売された。

またコロナ禍を機にオンラインでも活動も積極的に取り組みはじめ、YouTube・オンラインサロン・Twitterなどで自身の演奏動画の他深い見識に基づく解説やつぶやきなどをアップし話題となっている。

 

名古屋音大ピアノ演奏家コース客員准教授として、後進の指導にもあたる。また上里はな子、向井航らとともに全国でも類を見ない室内楽専門のマスタークラス「カンマームジーク・アカデミー in 呉」を立ち上げ、日本の室内楽のレベルアップにも取り組んでいる。

これまでに谷口厚子、芦田田鶴子、故中島和彦、角野裕、御木本澄子、パスカル・ドヴァイヨンに師事。岡山県芸術特別顕賞、倉敷市芸術文化栄誉章、福武文化奨励賞、マルセン文化賞、エネルギア音楽賞受賞。

 

公式HP:http://www.kaz-matsumoto.com

ツイッター:@kazmatsuki

フェイスブック:@pianist.kaz

YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCrhBnjDRO35kYp64utCNxmg

ピアニスト松本和将のオンライン音楽サロンhttps://community.camp-fire.jp/projects/view/272970